2013年9月号

カープファンのあの子は可愛いね 
いつの間にかバンド組んで 
ギター弾けないからボーカルで相変わらず可愛いね
あの子に子供が産まれる前にわたしに子供が出来る前に
もっともっと酷いことを考えておかなくちゃ

たったこれだけの歌詞がリフレインされる柴田聡子さんの「カープファンの子」
最初に聴いた時は、歌詞よりも柴田さんの声とメロディーの可愛さで、記憶に残ってた。
でも改めて聴いてみると、これ嫉妬の歌なんだね。
相変わらず可愛いね、なんて褒め言葉の中にも小さな悪意。
最後なんてちょっとぞくっとする。



わたしはカープファンの可愛い子に小さな悪意を抱くこの子が愛おしくてたまらない。
勝手な解釈だけど、単に嫉妬心だけでなく、この子は「女の子」になりきれないコンプレックスとたたかってる。憧れと軽蔑が入り交じってすごく不安定で。こんな事を思う自分は本当に酷いなと後で自己嫌悪に陥ったりして。そんな想像をしてしまって胸が痛くなる。
そしてこういう事を歌にできる柴田聡子さんはすごい。
柴田さんが歌うと、みにくい嫉妬もコンプレックスも愛おしく感じられるね。

そんなリスペクトをこめて描きました。
それではご覧ください。9月の4コマ漫画で「カープファンの子」
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by nicolaus_92 | 2013-09-23 16:08 | 4コマ漫画