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いやいやもう5月だし!!

2月の中旬、春節のお祝いをしている横浜中華街に行った事は事実。
一緒に行った人を4コマのモデルにしてしまいました。
しかし、失恋云々は、本人の名誉の為に言っておきますが、フィクションです。

この日購入した、厄除けの赤と黒の唐辛子ストラップが、帰ったらなくなってました!
速攻で厄払いされたって事だと、前向きに受け取りました。

なかなか思い出深い、横浜探訪でした!
# by nicolaus_92 | 2014-05-17 15:17 | 4コマ漫画
今年の1月に初めての海外旅行で、台湾へ行きました。
といっても行ったのは台湾南部の古都、台南のみ。しかも2泊3日(内、一泊は夜行バス)のギリギリ強行スケジュール!
行きずりの成り行きで、飛行機のチケットとったのは、出発の2日前。
心の準備も、下調べも全部すっ飛ばし、マヌケ宿泊所のオーナー、イズモリさんに全てを委ね、とにかく行ってしまうこの感じ!一番テンション上がりますね。
しかも目的が、「台南に新しくできたゲストハウスのオープニングパーティーに行く」という、地元か!とツッコミたくなるような日常の延長。
謎の余裕かまして、飛行機でも台湾の事なんも調べず、読書に勤しんでおりました。

読んでいたのは、「パパラギ」〜はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集〜
太平洋の島国サモア、ウポル島の酋長ツイアビが、ヨーロッパの国々を回り、そこで見た白人(=パパラギ)の文明社会というものを島の人々に語った記録集。
トピックは服装から住宅、職業、金銭、経済、時間などなど。「はじめて文明を見た」という副題の通り、ツイアビの言葉には文明に対する新鮮な驚きと、疑問、批判に満ち満ちていた。
靴の事を「ちいさなカヌー」と表す言葉の柔らかさ、文明社会とは対照的に語られる島の人々の暮らし。すごく面白くて、どんどん読みすすむうちに、自分の回りにある、当たり前のように存在している物や価値観が、馬鹿みたいに複雑で、めんどくさいものに思えてきた。
特に「時間」についての章は、なんだか耳が痛い。

「これはある種の病気かもしれぬ、と私は言う。なぜかというとこうなのだ。かりに白人が、何かやりたいという欲望を持つとする。その方に心が動くだろう。たとえば、日光の中へ出て行くとか、川でカヌーに乗るとか、娘を愛するとか。しかしそのとき彼は、「いや、楽しんでなどいられない。おれにはひまがないのだ」という考えにとり憑かれる。だからたいてい欲望はしぼんでしまう。時間はそこにある。あってもまったく見ようとはしない。彼は自分の時間をうばう無数のものの名まえをあげ、楽しみも喜びも持てない仕事の前へ、ぶつくさ不平を言いながらしゃがんでしまう。だが、その仕事を強いたのは、ほかのだれでもない、彼自身なのである」


私もいつも「時間がない」と悩んでいる。
時間はいつもそこに「ある」のに。
自分の年齢を意識して、残りの人生を意識して、時間と格闘している。

台湾に着き、台南のゲストハウス「能盛興工廠」へ向かった。町工場2つを改装したらしく、めちゃくちゃ広い!
内装もかっこいいし、宿泊だけじゃなく展示やライブも出来て、木工や鉄工の作業場まである、とんでもなく素敵な場所だった。オープニングパーティーはもう始まっていて、沢山の人が飲んで踊って語らっていた。
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そこで出会ったアークンという男が、私たちを色んな場所へ案内してくれた。
アークンは、台湾の原住民族。
船に住み、魚を捕り、色々なものを作り、なんやかんやして生きている。
台湾中を旅して回るアーティストでもある。
歯が殆どなく、眉毛は刺青。
皆に慕われ、台南のBOSSのような人(左にいるのがアークン)。
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去年の夏、海で溺れて亡くなったダンさんに会いに行こう!とアークンが、その海へ連れて行ってくれることになった。しかし、「行こう!」と言ってから本当に動き出すまでが長かった。「10 minutes 行こう!」と言うのだが、10分経っても動く気配なし。再び「10 minutes 行こう!」と言って、新しい10分が始まる。これが延々2時間位は繰り返され、ふっと「動く時」が来る。
時間がもったいない!なんて言う人はいない。アークンの「10 minutes 行こう!」の度に、面白くってみんな笑っていた。

日本の線香みたいなのとお札みたいなのと、沢山の果物とビールを買い込んで海へ向かう。
お札を燃して、線香の煙でダンさんを呼ぶ。
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アークンは果物をそこにいた全員分、均等に分けた。小さいのも大きいのも一つ一つ全部。そして一緒に果物を食べ、ビールを飲んだ。
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一連の儀式はおそらくアークンのオリジナルのものだと思う。
海辺にはアークンが作ったという、ものすごく背の高い竹の塔があった。もちろん無許可。
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するすると塔に登り、テキパキとメンテナンスをするアークン。


アークンを見ていると、飛行機の中で読んだ「パパラギ」を思い出す。
好きな時に食べ、好きな時に眠る。
好きな場所に家を建てるし、飽きたら手放す。
居住空間である船も、放置してあったものを勝手に改装したらしい。
海で魚を穫った時は、その時居合わせた人と一緒に食べるんだと言っていた。
「世界を共有している」ような大らかさを感じて、ツイアビの言う「大いなる心」を目の当たりにしたような気分だった。

ゲストハウスに帰ると、「10 minutes sleep !」と言って、私たちの部屋の布団にゴロリ。
もちろん10分が過ぎても、安らかな時間は続く。
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「時間は静かで平和を好み、安息を愛し、むしろの上にのびのびと横になるのが好きだ」
「パパラギ」に書かれたこの言葉に、この時のアークンが思い浮かぶ。

夜は台湾最大の花園夜市に行った。
そのときも永遠の10分が始まったけど、結局存分に楽しむことが出来た。
心が動くときが、動き出すとき。
追いかけなければ、時間は逃げない。



台湾から帰ってきて、速攻で描いたのが、2月の4コマ漫画です。
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# by nicolaus_92 | 2014-05-17 15:16 | 4コマ漫画
4コマ漫画アップするのを、2014年に入ってからずっとさぼってます!!

今更ではありますが、しれっとアップしていこうと思います。

忘れてる人も多いと思うので説明すると、この4コマ漫画は、私の故郷広島にある、音楽喫茶ヲルガン座という、美味しいご飯とお酒が楽しめる居酒屋で、まったりできる喫茶店でもあり、ライブやショー、演劇、展示も出来ちゃう箱でもあり、面白おかしい事に常に全力投球する人達が集まる場所である、アコーディオンの弾き語りアーティスト、ゴトウイズミさんが主宰するお店が、毎月発行してるスケジュール紙に掲載させてもらってるものです。

雑居ビルの2階がメインのヲルガン座、3階がBARふらんす座、4階が廃墟ギャラリーで、ついに昨年末、1階もヲルガン座の仲間入りに!
名前は「十日市アパート」
とてもおしゃれなカフエでございます。


1月の4コマはそんな十日市アパートの名物デザートである、雪だるまロールケーキの事を書いています。

今5月だけど、読んでおくれ。
そんで、十日市アパートで本物を楽しんでください!

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正月に十日市アパートへ行った時は、チーズケーキのラムソースがけにしました。
これもかわゆーのまいうーでした◎
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# by nicolaus_92 | 2014-05-17 15:15 | 4コマ漫画
尾道ではいつも、尾道ベストカップル賞間違いなしの山口夫妻宅に泊めてもらっているのだが、最近空き家再生プロジェクトの流れでゲストハウスもオープンしたそうなので、これはますます尾道に遊びに来るしかない!
ゲストハウス「あなごのねどこ」
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商店街に面して「あくびカフェ」があり、脇の長細い隙間を通るとゲストハウスの受付がある。
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抜けると中庭!なんという事でしょう!この細い部分は一体・・・
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この日は浄泉寺という立派なお寺で、ヲルガン座フェスがあった。
美味しいご飯にライブにファッションショー、雑貨屋、服屋、本屋、美容室まであった!
ヲルガン座界隈でなじみの方々はもちろんの事、久々に会う友達も来ていたりして、同窓会のようだった。そんな中、蛇口文庫という本屋があって、並んでいる物がほぼ下北沢「気流舎」で、私の中の東京と広島が同じ場所にあって面白かった。お店をやってるのは茂木君という男の子で、気流舎界隈とつながりがあり、震災後、しまなみの生口島→大阪西成COCOROOM→尾道と流れ着き、店舗なしで小さな本屋をイベントなどで展開しているとのこと。今度、鳥取で「セルフビルド本屋を準備中」でお馴染みのモリテツさんを追った映画を尾道で上映するんだよ〜なんて話になって、おおお色々つながってんですね〜!と盛り上がりました。上映会は2月2日ですって。

アットホームなヲルガン座フェスを後にして、福山鞆の津ミュージアムへ向かう。
これこれ!力作ですなぁ。
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中に入ると、「ニコニコ!」とヒカルさんの声が飛んできて、わぁわぁどうも!とほっこりするが、まずは展示を見ねば!しかし時間がない!しかもテキストだらけ!
とりあえず、ケイタさんが書いたキャプション文は全部写真に撮って後で読む事にして全体を眺める事にする。アトム書房のトーク、今まで何度も聞いてきて良かった。。解読の時間を省き、所々の仕掛けに目を向ける事が出来た。初めて触れるという人は、かなり時間に余裕を持って行ってほしい。
会場には、ケイタさんの文章とヒカルさん手書きのチョロ文章が至る所に並んでいる。2人のトークショーが大好きな私にとっては、これだけでたまらない光景。
そうして後でケイタさんの文章を読んで、再び心の底から感動した。ヒカルさんがやってきた事ひとつひとつが、単に奇抜さをウリにしている訳でも、突発的なアイデアのみに頼ったものではない事をすごく丁寧に説明していて、すべてに合点がいってしまった。ヒカルさんの「表現」とは何かを考えた時に、そこに社会的通念に対する疑問や発見があり、暮らしそのものに直結する事だからこそ、強度を感じるし、向き合っている物事や人との関係性において、敬意と愛情を感じるからこそ、惹き付けられる。ケイタさんの文章にはまた、そんなヒカルさんへの敬意に溢れてて、たまらなかった。
かつ、これはダダオが言ってて、後で読んで私も共感したんだけど、括弧の使い方に愛を感じる。沢山の登場人物を私自身も知っているからこそかもしれないが、ヒカルさんの半径100メートル内の人間関係が、ヒカルさんの個展会場で脈々と感じられる、という事がとても嬉しかった。
「作品」を観た、という感覚がこれ程ないアート展示はそうそうない。美術館で展示する、という時点である程度「作品」としてパッケージ化されてしまうと思うし、そういう眼で観てしまうと思うけど、そこを自ら突き破って、直に感じてほしい展示だと思いました。その為の仕掛けが沢山用意されていると思います。
ケイタさんのキャプションの最後の一文がとても好き。
「山下陽光ほど予断を許さない人物はなかなかいません。仲間を集めて先陣を切って酒を飲みはじめいきなり寝ます。今後も注意深く見守る必要がありそうです。」

↑まさに、その日の打ち上げ2次会の席で速攻寝て、朝まで起きなかった笑。

ちょっとだいぶ長くなってきたけど、坂口さんとのトークについても備忘の為に。
初めて聞く2人のトークは、噛み合ってなさすぎてめちゃくちゃ面白かったです。普通こういう時は、お互いの活動に対しての共感やさらなる展望について語り合う事が多い中(しかもヒカルさんと坂口さんの場合、表面的な部分で共通項があるにも関わらず)、お互いの言葉がうろうろ彷徨いシュンッと消えていく。しかし話のセンス抜群の2人。ひとつひとつのトピックがとても面白いし飽きる事はない。噛み合わない事で、2人の違いは何なのかと考えるので、より深く知る事にもなったんじゃなかろうか。2人が同調した部分で印象的だったのは「Yahoo知恵袋の仕組みについて」の話。何を聞いても答えが帰ってくるYahoo知恵袋だけど、なぜ答えてくれる人が必ずいるのか。回答者はどうやって質問にたどり着くのか?回答を検索してるのか?というヒカルさんの疑問には坂口さんも「それ面白いね」と同調した。ちょっと話が盛り上がりそうな瞬間でした(やっぱりすぐシュンッと消えていったけど)。
あと、坂口さんが最近のヒカルさんを「ロハスロハス」と揶揄しているのが面白かった。そんな風に思った事なかったけど、坂口さん自身もOlive的な、Ku:nel的な感じに惹かれてしまう自分と必死で闘っているらしく笑、その分析にちょっと納得がいった。「ロハス」と聞いて私は前日歩いた尾道が浮かんで、ヒカルさんもこういう感じ好きだと思うけど、ここに安住するのはちょっと違うかな、と思った感覚と坂口さんの揶揄している事は通じるような気がした。
でも結局のところ、ロハスだろうが前衛だろうが、脳みそ開いてようが閉じてようが、何にも囚われず自由でいるのが一番なんだけど。
坂口さんは「最近、分裂しながら真っ直ぐ歩く練習をしている」と言っていた。坂口さんの場合、躁鬱の事を言っているけど、自分にも当てはめて良い言葉だと思った。

地元長崎で、今までと全く違う生活を送ってるヒカルさんの今後はいかに!
どうあっても、楽しみです。


打ち上げで、ダダオがとっても楽しそうにしていて良かった。

↓早朝、福山の街をフラつく、広島の粗大ゴミこと、平成の山路商こと、ダダオ↓
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# by nicolaus_92 | 2014-01-31 01:08
新年早々、あっち行ったりこっち行ったりしております!
中旬に台湾遊びに行って、その1週間後には再び広島へ。かなり慌ただしい2014年1月。台湾の事はまた改めて書くとして、今回は尾道・福山の旅レポです。

メインは、ヒカルさんの福山鞆の津ミュージアムでの展示「山下陽光のアトム書房調査とミョウガの空き箱がiphoneケースになる展覧会」&坂口恭平さんとのトークショー。都合よく前日の25日には坂口さんの映画「モバイルハウスのつくり方」が尾道で公開、舞台挨拶もあるというので、それも予定にプラス。さらに26日は尾道浄泉寺でヲルガン座フェス開催。せっかくだからこれも少し行きたいよね。という事で、かなり盛り沢山な旅になりました。

尾道は坂と路地と寺だらけの観光地なんだけど、古民家が沢山残ってて、その空いてる物件を使ってなんかしよう!という「空き家再生プロジェクト」というのをやっていたり、アーティストを呼んで空き家で創作・展示してもらう活動「AIR ONOMICHI」があったりと、独自の盛り上がりを見せてる場所。その雰囲気づくりがどこに行っても共通していて、「尾道らしさ」という価値観を行政も含め皆が大切にしていて、若い人ものびのびそれに参加しているという、なんだかとてもいい感じな町なんである。町づくりモデルとしてはかなり完成されたものを感じるが、逆に言えばそこから「はみ出したもの」はあまりない印象。こうなってくるとゲスさ満開の風俗とかなんの面白みのないチェーン店が並ぶとかなり目立ちそうだし、肩身の狭い思いをしそうで面白い。
いつか尾道に住みたいな〜と思いつつも、きっとここは居心地が良すぎるから今はまだ・・・と躊躇してしまうひねくれ者。でも生活の拠点にするには家賃も安いしきっと最高なので、尾道移住、オススメです。現に震災後、移住してきた人が色々面白いスペースを作ったりしているみたい。
空き家再生プロジェクトの拠点、三軒アパートメントは、いくつかの空き家をまたがってカフェや雑貨屋、陶芸教室、卓球場、漫画喫茶、ギャラリーなどを兼ね備えた複合スペース。
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着くなり、おしるこを振る舞われ、ほっこりして一気にこの場所が好きになってしまった。
卓球が出来る天狗プレイ場。30分300円(中学生以下は100円)でプレイできるそうだ。
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隣には漫画喫茶。テーブルにはAKBドンジャラが置いてあるが、せっかくなら麻雀にして暇人が夜な夜な集まる光景も見てみたい。
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押し入れを使ったロフトもある。
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2階のギャラリー。吹き抜けになってて下の卓球場が見える。柵も廃材を巧く使ってて、やっぱりとても完成度が高い。
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壁にはワークショップで描かれたらしい漫画の模写が沢山飾ってあって、小学生が描いた「ドラえもん」がまたいい感じなんだ。
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三軒アパートメントを出て、今度は昔から尾道にあるレコード屋れいこう堂へ。
レコード屋、と書いたが実際はちょっと違う。なんて言ったらいいのかな、と思ったらインフォショップという便利な言葉があった!そうそう、言うなればそういう感じ。店先は掲示板と化してるし、太陽光パネルがバーン!と置いてある。
中に入ると店主の信恵さんが尾道で作ってる農作物がずらりと並んでいる。
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CDコーナーも農作業や生活の道具に囲まれていて、店内のBGMはソウルフラワーユニオン中川さんが歌う「平和に生きる権利」。おいっメッセージしかないじゃないか!
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奥の畳の小上がりに信恵さんがちょこんと座っていて、世の中の変化、生活の変化について話してくれた。
これは友達から聞いたんだけど、信恵さんは震災以降自分の生活を顧みず東北の復興支援をしているそうで、尾道にはそんな信恵さんの生活を支える為に、「勝手にれいこう堂応援プロジェクト」というのがあり、カレンダーなどのグッズを販売してその収益をれいこう堂に寄付しているそう。つまり寄付しまくってる人に寄付をしている。これはすごい!!いかにれいこう堂が愛されてるか分かるし、皆が気持ちいい経済がそこにはある。やっぱり尾道、半端ねぇ。

夕方になり、シネマ尾道という町唯一の映画館で「モバイルハウスのつくり方」鑑賞。満員御礼!シネマ尾道でこんな事は滅多にないそうだ。
映画は、出来上がったモバイルハウスをえっちらおっちら移動させてるシーンが、新鮮で良かった。今まで当たり前と思ってた事が実はそうではないかもよ?という坂口さんの問いかけが聞こえてくるようだった。だって「家が動いてる」んだもの。脳にこびりついた古びた膜がまたひとつ、はらりと剥がれてく。
上映後の舞台挨拶も、質問に対する答えの中でまた新たな疑問が生まれ、どんどん別次元(でもつながってる)へと連れていかれる感じで面白かったな。翌日のヒカルさんとのトークを聞いた今となっては、準備運動的に聞いておいて良かったなと思う。

夜は「みち草」という飲み屋へ。ここの店主、勝手に「さりげなくおじさん」と命名しますが、話術が半端ないので、是非行ってほしいです。坂口さんのトークで得た深い思考がすべて吹き飛びました。

最後はおなじみのバー「Yes。」で締める。
みち草→Yes。まったく同じコースを一ヶ月前にもやってる私は、やっぱりいつか尾道に住んでいる気がする。
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